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Nick'97

自分が気になったことを書いていきます。

ヘッドスライディングは本当に遅いのか?

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野球を多少知っている人なら、この議論は一回は聞いたことがあるでしょう。

「一塁へは駆け抜けとヘッドスライディング、どっちが早いの?」

近年は「駆け抜けの方が早い」という結論を良く見かけますが実際はどうなんでしょうか?

 

ヘッドスライディングの方が早いんじゃないの?

昔、多くの人の共通認識にあったのは、ヘッドスライディングの方が早いということ。

その根拠としては、ヘッドスライディングをすれば、一塁に到達する直前に体が前に倒れます。そうすれば、体一個分得しそうな感じがしますよね?

しかしこの問題は、そんなに単純ではありません。

 

駆け抜けの方が早い!

もうこの議論について、アメリカの大手スポーツメディアであるESPNが結論を出しています。以下がそのビデオです。

Sport Science: Run Or Slide? - ESPN Video

 

動画の中では、駆け抜けとヘッドスライディングのビデオ検証をしています。

ビデオ検証の結果、駆け抜けの方が平均して0.01秒早いことがわかりました。

 

ヘッドスライディングが遅くなる原因は以下の通りです。

  1. 飛ぶ瞬間、踏み込んだときに減速
  2. 地面との摩擦で減速
  3. その間も、駆け抜けでは速度を保てる

 

でも0.01秒ってたいして変わらないでしょうか?

ESPNの検証によると、この0.01秒の間に距離にしてボール一個分の違いが出ます。

大事な場面で、この違いは大きいですよね。

 

他にもあるヘッドスライディングをやめるべき理由

遅いのをわかっててもヘッドスライディングする人っていますよね。しかし、ヘッドスライディングをしてはいけない理由というのは、遅いからだけではないんです。

 

まず、ヘッドスライディングには怪我のリスクが付いてきます。指先からベースに突っ込むので当然といえば当然です。

なので、プロ野球でも、一塁へのヘッドスライディングを禁止してるチームがあるらしいです。手を怪我したら一大事ですからね。

 

これは因果関係が逆かもしれないですけど、ヘッドスライディングはアピールプレーとしか見られない場合も。

高校野球で、よく最後の打者がヘッドスライディングをする様を見ますが、あれは全く意味をなしていないですよね(勝ち負けにおいては)。

審判もヘッドスライディングで惑わせるとか惑わせないとかありますが、実際正しい判定をするのは、慣れた人ならそう難しいことではないでしょう。

 

それでもヘッドスライディングをするとき

この検証結果がどうであれ、ヘッドスライディングをするのが有効なときはあります。

主に、タッチプレーを避ける場合などです。

内野ゴロを打った後、若干の悪送球で一塁手がベースの前に来ている場合があるとします。そのような場合は、タッチプレーから逃げるためにヘッドスライディングをしてタッチをかいくぐるなんて事もできます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

ちゃんとしたスポーツ番組による検証とだけあって、信ぴょう性はまあまあ高くなったんじゃないでしょうか。

本当は、できればもっと大きなサンプルでやってほしかったですけどね・・・。