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フィンランドは存在しないという陰謀論

ネット上には様々な陰謀論があふれています。

陰謀論と聞くと一見怪しいように感じてしまうかもしれませんが、陰謀が正しいケースもあったりするので一概にそれを否定するのは難しいかもしれません。

今回はアメリカのインターネット掲示板Redditで物議を醸した「フィンランド本当は存在しない説」をご紹介しようと思います。

(オリジナル記事:https://www.reddit.com/r/finlandConspiracy/comments/52f5ae/the_finland_conspiracy_and_all_you_need_to_know/

 

フィンランドという国は本当は存在しないのではないか

「フィンランド陰謀論」によればフィンランドは国なんかではない。それだけでなくフィンランドの土地自体存在しないのだ。

フィンランドはスウェーデンとロシアの間にあるとされているが、実はその間に土地など存在しない。

あなたが実際に見たことがない土地を本当に存在する、と果たして言えるのだろうか。

 

日本とロシアが関わっているのか

現共和制のフィンランドは第一次世界大戦中にロシア帝国から独立した国であるとされる。また、環境保護的な考えが世界に広まり始めたのもこの頃であったとされる。この2つの理由がロシアと日本がこの行動を起こす原因にもなった。

日本とソビエト連邦の関係は常に不安定で水面下での交渉も多々あった。1925年には日ソ基本条約が「秘密裏に」結ばれ、ソ連は漁業権と天然資源等の利権を日本に譲渡した。これがなぜなのか理由は見当たらない。

この秘密の条約や同盟はソ連崩壊寸前まで続いた。ソ連崩壊の数ヶ月前には、当時のソビエト連邦大統領ミハイル・ゴルバチョフが来日し「日本とソ連の関係がどれだけ良くなっているか」をアピールした。実際、その頃にはソ連と日本以外の他国との関係は悪化していたにも関わらずだ。

 

日本とロシアの関係

過去数百年間の日露関係には様々な疑問があるのも事実だ。以下にいくつか例をあげる。

  • 第二次世界大戦中、日本とロシアは敵対する国であったはずだが、大きな戦闘が一度しか起きていないのはなぜか?(日本とソ連の交戦は1945年8月9日になってようやく起きた)
  • なぜ日ソ中立条約(1941年4月に不可侵などを定めた条約)が日本の同盟国であるドイツがソ連と開戦する6月の直前に締結されたのか?
  • なぜ冷戦中、お互いに距離が近い国であるのにも関わらず、両国は良好な関係を保てていたのか?

答えは簡単だ。二つの国はある秘密を共有していた。その秘密とは双方にとって利益のある財産「フィンランド」だ。

 

「フィンランド」で行われていること

この「フィンランド」と呼ばれている場所では一体何が行われているのだろうか。

日本は環境保護的な考えを気にせずスウェーデンとロシアの間にある海域(フィンランドがあるとされる場所)で漁業ができる。誰もが「陸地」だと思っている場所で漁業規制が破られていたとしても一体誰がそれに気づくことができるだろうか。

ロシアは見返りに水揚げの一部をもらっているのだろう。

日本は単純に漁業を行い、ロシアを通じて東海岸まで運び(ロシアを東西に横断するシベリア鉄道があるのもこのためか?)、「ノキア」製品に偽造して日本に運べばいいのだ。(ノキアは「フィンランド」の携帯電話などを取り扱う会社。)

 

これがノキアが「最大のフィンランドの会社」である理由だ。そしてなぜ日本がノキアの最大の輸出先であるかの理由でもある。日本に行ってもノキアを使っている人はとても少ないのにも関わらずだ。

 

「フィンランド陰謀論」に対する数々の疑問

レディットではこれに対する様々な疑問が噴出し、これのいくつかはきちんと納得のいきそうな返答がなされている。

 

疑問1:フィンランド人はどうなっているのでしょうか?陰謀論に加担しているのでしょうか?

答:自ら「フィンランド人」と名乗る人々は、自分たちが本当に「フィンランド人」であると信じています。実際には彼らはスウェーデン東部、ロシア西部、エストニア北部のいずれかの小さな村の出身です。

 

疑問2:ノキア以外のフィンランドの輸出品はどうなっているのでしょうか?

答:「フィンランド」の最大の輸出産業は原油、テクノロジー、ソフトウェアの三つです。原油が取れているのはいわゆる「フィンランド」があるとされる海域です。テクノロジーはノキアのような偽装がされていますし、ソフトウェアはIPアドレスを偽装するだけですので簡単に行えます。

 

疑問3:ヘルシンキはどうでしょう?ヘルシンキは世界でも大きな都市です。

答:ヘルシンキはスウェーデン東部にあります。飛行機で行ったとしてもそれが本当にフィンランドかどうかなんてわかるはずもありません。

 

疑問4:フィンランドの他の場所はどうなっているのでしょうか。大量にありすぎてでっち上げにしては多すぎます。

答:フィンランドの99パーセントは森なのでそんな難しい話でもありません。

 

疑問5:これが本当だとすればなぜ他の国はこの日本とロシアの陰謀を暴かないのでしょうか?

答:初めは西側諸国とソ連の関係を良好に保つためでしたが、次第に交渉材料として使われることになっていきました。さらに「フィンランド」は進化を遂げ、理想の国像として扱われるようになりました。これが本当の国だとしたら教育、医療、男女平等、識字率、国の安定、汚職の少なさ、報道の自由など全てにおいてトップであるなんてことは不可能なのです。これは各国、国民の理想概念なのです。こんなによい国がこの世に存在するはずもない。

 

疑問6:なぜフィンランドという名前になったのでしょうか?

答:この国は漁業のためにでっち上げられた国でした。フィンランドのフィンは魚のフィン(ひれ)のことです。

 

疑問7:フィンランド語の存在はどのように説明できますか?

答:フィンランド語と日本語は似ているとの指摘があります。(http://10000km.com/2017/06/12/finland/)「フィンランド」と日本はすごく離れているのにも関わらず二つの言語の共通点がたくさん出てくるなんて不自然ではありませんか?

 

疑問8:フィンランドの文化はどうなっているのでしょうか?

答:先に述べたように自らをフィンランド人と思い込んでいる人たちはたくさんいます。その人たちがお互いに集まり、時を共にすれば文化が形成されるのも自然なことです。

 

疑問9:フィンランドが存在しないのだったらものすごい陰謀なのにどうして誰も気がつかないのでしょうか。

答:気付いてる人はいるはずです。ただ考えてみてください。「私はフィンランドが存在すると思いません」なんて言ったら他の人にバカにされるだけで終わってしまうでしょう。仮に証拠があったとしても、確認もせず無視されるだけです。

 

疑問10:GPSや衛星画像でフィンランドが確認できますが。

答:それらは完全に偽造されています。スウェーデン、エストニア、ロシアにあるフィンランド人だとする人たちが住む地域をいわゆる「フィンランド」があるとされる場所にあるように見せかけています。これが本当の地図です。

 

まとめ

一見怪しいフィンランドの陰謀論ですが、これらの証拠を前にどうしてフィンランドが存在するなんて言えるのでしょうか。

信じるか信じないかはあなた次第です。

 

この記事はエンターテイメントを目的として作られており、特定の個人や団体を誹謗・中傷する目的はございません。

 

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